術後の痛み・違和感
頭がジンジン、こめかみに激痛が走る、術後もずっと続く違和感…。Dr.大橋の教えてくれた失敗例8位は、生活に支障をきたすほどの〝痛みや違和感〟!!
考えられる原因
リフトアップ効果や仕上がりには満足しているけど、術後の頭痛がひどい、糸を留めた位置への違和感が続くなどの相談が時々あります。これはシルエットリフトやワプトスなど側頭部や皮下の深い層に固定するタイプの糸で起こりがち。持続力を重視するあまり、筋膜に挿入してしまうドクターもいると聞きますが、その辺りの場所は痛みを感じやすい箇所なので、術後のなじみ具合をシミュレーションできるドクターでないといけません。
ただし、正しく施術をしても1週間ほどは痛みが出るので、痛みに弱い方は内服薬を処方してもらいましょう。
陥りやすい施術
-
- ワプトス
- アプトスと同じくポリプロピレンでつくられた糸。約60cmほどの長い糸で、頭皮下の組織まで引き上げてリフトアップします。顔周りに使われることが多く、細かなシワより幅広いたるみ改善に効果的。埋め込んだ周囲にコラーゲンも生成されるので肌にハリも出ます。
-
- シルエットリフト
- バイオコーンという素材の立体的コーンが付いた医療用の糸。たるみを立体的に引き上げるため、非常に高いリフトアップ効果がのぞめます。吸収後も糸の結び目周辺にコラーゲン繊維が形成されて糸を支えてくれるので、リフトアップ効果が持続します。
-
- ミントリフト
- 一本の糸を裂いてつくられている一般的なリフトに対し、ミントは糸にトゲが付け加えられている構造なので引き上げる力が強力。太く大きいので、吸収される速度も遅くて持続力もあります。