引きつった顔になる
たまに芸能人でも見かけるのがこのパターン。業界の人にすら起こるというのは、それだけ多い失敗例ということなのです。何故起こるのか、大橋先生に聞いてみました!
考えられる原因
上に引き上げ過ぎて突っ張ると、表情がつくれなくなり不自然に。また、横に引っぱられると顔が大きく見えてしまいます。これは糸と施術の組み合わせが悪いケースで起こりがち。
多くの糸は1本の糸に切り目を入れたトゲで皮膚に引っ掛ける仕組みですが、ミントリフトなどは糸そのものにトゲが付着されている分、糸の強度とリフト力が強くなります。このような糸を使う場合は、適正をしっかり見極めなければ突っ張り顔になってしまうリスクが高まります。もちろん、ドクターの技術力次第で回避できるので、カウンセリングで確かめておくと良いでしょう。
- 太めの糸の側面にトゲを付けた作り
- 1本の糸を裂いてフックを形成した作り
陥りやすい施術
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- アプトス
- 長さ10cm、幅1mm以下のポリプロピレン(合成樹脂)でつくられた糸。両端から中央に向かってギザギザした毛羽立ちがあるのでフェザーリフトとも呼ばれています。一般的な外科手術でも使用されている安全性の高い吸収糸。正しく施術すれば1日程度のダウンタイムで済み、腫れも出ません。
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- ミントリフト
- 一本の糸を裂いてつくられている一般的なリフトに対し、ミントは糸にトゲが付け加えられている構造なので引き上げる力が強力。太く大きいので、吸収される速度も遅くて持続力もあります。
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- シルエットリフト
- バイオコーンという素材の立体的コーンが付いた医療用の糸。たるみを立体的に引き上げるため、非常に高いリフトアップ効果がのぞめます。吸収後も糸の結び目周辺にコラーゲン繊維が形成されて糸を支えてくれるので、リフトアップ効果が持続します。
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- ミスジュ
- 即効性があり、ダウンタイムがほとんどない安全な吸収糸。皮下脂肪と筋肉の間にあるSMASという比較的深い場所に挿入するので高いリフトアップ効果があります。また、たるんだボリュームを垂直に引き上げるので、皮膚のヨレを防いで自然な仕上がりに。